税務署

税金を滞納すると、キャッシングや住宅ローンが通るのかということが気になっているあなた。
キャッシングや住宅ローンについて解説します。

そもそも、正社員で社会保険に加入しているような人は、年金や所得税、社会保険料は会社がきちんと計算して支払ってくれているので税金が払っていないということはありません。
しかし、確定申告をしている個人事業主や自営業の方は、自己申告で税金を支払うようになっていますから、税金を滞納していたりする人が出てきます。

税金が未納になっている時に影響するのかということをお伝えします。

延滞してしまう料金って何がある?

今回は、税金ということですが、一般的に延滞してしまう可能性が高いものをいくつか挙げてみたいと思います。

  • 家賃
  • 公共料金
  • 携帯電話代
  • 住民税
  • 所得税
  • 国民健康保険料
  • 年金

ここで言っている税金とは、住民税や所得税が当たります。
家賃や公共料金、携帯電話代、年金と国民年金保険料は別と考えて下さい。

家賃や公共料金を滞納している人が住宅ローンを組むことはない(家を買えない)ので特に気にしないでください。

滞納がローンやキャッシングに影響しそうなものは、「税金・携帯電話代・国民年金保険料」くらいです。
年金も微妙なところなのですが、住宅ローンを組む時に年金の支払いをしているのかということは調べないことがほとんどなので、ほぼ影響はないといえるでしょう。

キャッシングやカードローンでは税金の未納は関係ない!

キャッシングやカードローンなどの貸金業者さんにお金を借りる時に、税金が関係ない理由は、「調べることができない」からです。

貸金業者が調べることができるのは、CICやJICCなどの信用情報機関です。
税金は、信用情報機関に記載されることはないので、信用情報機関しか調べることができない貸金業者さんに借りる時に、税金の未納がバレることはありませんし、審査に影響することはないでしょう。

税金が払えない時に、キャッシングして支払っている人もいるかと思います。

住宅ローンだと課税証明書でバレる!

住宅ローンを申し込みする場合、提出する書類の数が多いです。
特に、収入を調べるために、納税証明書や確定申告書なども必ず求められますし、身分証の提出の際に健康保険証も提出しなくてはいけません。

税金が未納の場合、納税証明書には未納ということが書かれてしまっているため、住宅ローンの審査に通ることはないでしょう。

健康保険証は、社会保険に加入している人はあまり関係ないでしょうが、国民健康保険に加入している場合は、国民健康保険料を支払っていないと保険証が発行されなくなってしまいます。
分割払いの約束などをしていれば、健康保険証は発行してもらえるとは思いますが、全然支払えないような人は国民健康保険料を滞納しているだけでバレてしまいます。

国民健康保険料を支払えない人は家やマンションは購入できないとは思いますが…。

年金は未納でもバレていない!

年金は、収入とは関係ありませんし、信用情報機関にも記載されることはありません。
また、住宅ローンを申し込む場合にも、年金の支払い履歴を調べるなどすることは無いです。

携帯電話(スマホ)端末の分割払いは引っかかる!

携帯電話端末の分割払いは、ローンと同じです。
貸金業者さんが利用している、信用情報機関にも載っていますから、返済しているのか滞納したのかがすぐに分かるようになっています。

携帯電話端末の分割払いは、1ヶ月でも遅れると、『この人遅れました!』というマークを付けられてしまいます。
管理人がドコモの分割払いで、一度、引き落としをミスった時に『この日とだめな人です!』というマークを付けられてしまいました。

この情報は最低でも2年間は残るそうなので、携帯電話料金だと思って甘く見ていると審査に通らないかもしれません。

クレジットカードの未納も危ない!

携帯電話の分割払いと同じで、クレジットカードの未納もかなり危ない状況です。
当然、クレジットカード会社も貸金業者さんと同じで信用情報機関を利用しています。

未納マークが付いてしまえば、審査が厳しくなることもありますし、滞納が多くなってしまえば、クレジットカード会社からも一括返済を要求されるでしょうし、他社のキャッシングやクレジットカード、住宅ローンも審査に通らなくなってしまいますので注意しましょう。

まとめ

税金の未納は、キャッシングやカードローン、クレジットカードには影響しないと考えて良いでしょう。

最近では、クレジットカードで税金を支払えるような自治体も増えているようです。
クレジットカードで税金を支払っても、クレジットカードの支払いを未納にしてしまっては、キャッシングや住宅ローンに影響してくるようになります。

優先する順番を考えるというのもおかしいですが、今後、ローンを組みたいと考えているなら、信用情報機関に載るような支払いから済ませたほうが無難です。